2008.04.27 (Sun)
Windows Vista 環境で TortoiseHG(Mercurial)を利用してバージョン管理とバックアップを行う (1)
数日前からあれやこれやと模索、研究していたことにやっと終止符が打てました。
Windows Vista 環境で TortoiseHG(Mercurial)を利用してバージョン管理とバックアップを行うことに決めました。
デスクトップパソコンやノートパソコンなど複数台のPCを利用していると、
ドキュメントファイルや写真、動画、音楽ファイルを集中管理するには結構骨が折れるもの。
また、プログラム開発を行っているとファイルのバージョン管理は絶対しておきたいもの。
そしてハードディスクは、大切な思い出のファイルたちを引き連れてなにも告げずに突然お亡くなりになってしまうもの。
こういったことに、すべてうまい具合に対処するにはどうしたらいいか?
日々悩み続けた結果、自分なりに最適な対応策を考えました。
●現状・問題点
複数台のPCで個別にファイルが存在し、どこに何があるか(あったか)分かりにくい。
バックアップ用のHDDはあるものの、日々のバックアップが完全に行われているわけではない。
プログラムのソースファイルのバージョン管理はZip圧縮で行っており煩わしい。
●目的
複数台のPCを利用する環境において、ドキュメントやメディアファイルを集中管理する。
プログラムのソースファイルは、分散バージョン管理を行う。(各クライアント単体でもバージョン管理を実現)
集中管理されたファイルのバックアップも確実に行う。
●利用するツール
TortoiseHG:集中管理ドライブへのバックアップと分散バージョン管理に利用
WinMerge日本語版:Merge 及び Diff を行うために利用
BunBackup:集中管理ドライブのミラーバックアップに利用
▼バージョン管理ツールについて
バージョン管理ツールは「バージョン管理システム」(VCS:Version Control System)や「ソフトウェア構成管理」(SCM:Software Configuration Management)ツールなどと呼ばれます。
バージョン管理ツールを大きく分類すると、集中型と分散型の2種類があります。
分散型は、上流サーバーに接続されていない状況でもクライアント単体でバージョン管理が行えるものです。
有名なものをあげると、Visual SourceSafe(VSS)、CVS、Subversion、Darcs、Git、Bazaar、arch、Mercurial などさまざまな製品がありますが、調査や利用検証を行ってみた結果、Windows環境で分散型なら Mercurial が一番利用しやすく今回のニーズに合うものだと感じました。
▼TortoiseHGについて
TortoiseHG とは Mercurial の GUI での操作を提供するツールです。
このツールを利用するとエクスプローラーが拡張され、コンテキストメニューから操作を行なえるようになり、ファイルのアイコンに管理状況が表現されるようになります。
TortoiseHG は現在の時点では安定しておらず、日本語にも弱いです。
しかしトラブル時の対処方法がある程度分かりましたので、後ほど説明したいと思います。
●準備するハードウェア
ファイルの集中管理用にハードディスク(250GB以上が望ましい)を準備します。
デスクトップPCに内蔵しても、LAN接続(NAS)、eSATA接続、USB接続のいずれでもかまいません。
集中管理用ハードディスクはミラーバックアップ用に物理的に2台構成が望ましいです。
ちなみに「RAID1とかRAID5で構成すればいいじゃん」という意見もあるかと思いますが、
個人的にはRAIDはバックアップに取って代わるものでは決してないと考えます。
1台ずつ単体として利用することをお勧めします。
ちなみに自分はデスクトップPCにeSATA接続しています。
引き続き、フォルダ構成やインストールについて説明します。
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